それでも言いたい、その心は？

前回投稿したのがほぼ1年前と知ってびっくり。

2021年から始めた新しい勉強が珍しくちゃんと続いていて、今年でめでたく3年目に突入しました。

自分自身について深く知るための学び、みたいなのがメインなのですが、最近あった授業で結構大事なことに気が付いたので、久々にここに書き留めておこうという気になりました。

オンラインの授業でクラスメイト数人と色んなワークや創作をして、その都度みんなで感想や体験したことをシェアしあうのですが、私はこのシェアをするのに毎回結構葛藤があって。

自分が体験して面白かったなー、とか、不思議だったなーと思うことをぜひみんなにシェアしたい！という気持ちと、でも発言したところで大した反応してもらえなかったら恥ずかしいしやめとこうかな、という気持ちが半々くらいでがっつりせめぎあうので、なかなか手があげられないのです。

でも、みんながちらほら発表していって、その発言に対して何かしらのコメントをもらったり褒められたりしているのをみるとやっぱり自分も言いたいなという気分になって自分も発表してみるんだけど、なんか私の時に限って、OK、くらいの反応で流されたり（っていう風に感じたり）することがよくあって。

そういう時に私は、

「やっぱり私の考えや感じたことってほかのクラスメイトより大したことないんだなぁ」

「私は先生が望んでいるようなことができなかったんだろうな。失敗した」

「私の言うことなんて誰も求めてないし、誰からも喜んでもらえない」

と寂しくなってしまって、最終的に

こんな気持ちになるくらいなら自分の意見なんて言わなければよかった

というところに落ち着きます。

最後にここに落ち着くところまでがワンセットです。

それでしばらくおとなしくしているのですが、なんか面白いなと感じることがあるとまたついつい誰かに言いたくなる自分が出てきてしまうのです。

この一連の流れが私のネガティブな思考パターンだと気が付いたので、これってどこから来てるんだろうなとちょっと考えてみたのですが。

小さいころに（幼稚園くらいかな？）自分が面白い！すごい！と思ったものとか、自分が作った何かを家族にみてみてー！！と見せに行ったりしたときに、家族が忙しかったりすると、あんまり反応してもらえなかったり、そもそも私が来たことにすら気づいてもらえなかったり、といったようなことがあって、ちょっと寂しい思いをしたようなことがあったのかもしれません。

もうちょっと大人になってからだと、私よりも兄弟のほうが何でもできる子（と私は思っていた）だったので、自分の方がテストの点数が低かったり、兄弟が絵で賞を取って自分は取れなかったりすると、なんとなく自分は他の人よりも劣っている、という感覚になって惨めな気持ちになったこともあるかもしれません。

あくまでも「私がそう感じた」というだけのことで、相手にはそんなつもりはなかったんだろうけど、そんな思い込みが意外と後の人生に尾を引いてしまうことがあるようでめっちゃ厄介。

で、最近の授業でも漏れなくこのパターンを発動してしまったのですが、今回はずーんと落ち込んでしまう前に「あ、これいつものやつだな」と気づくことができたので無暗に落ち込むことがなくて済みました。

思い込みって「思い込みだ」と気づいた途端に急にしゅんとなってトーンダウンしてくれるみたいです。なんかかわいい。

今回はせっかく落ち込む前に気づけたので、その先のことをちょっと考えてみました。

なんで私はそんなに自分の考えていることや感じたことをみんなにシェアしたいと思うんだろう？

言ったところでうっすい反応しかしてもらえないかもしれないのに？

別に褒められないのに？

他のみんなよりもたいしたこと言えないのに？

と、ゆっくり時間を取って自分になんで？と問いかけてみたのですが、

結構デリケートな部分だったらしく、なかなか本音が返ってこない。

それでもしつこくなんでなんでと聞き続けていたら、さすがに根負けしたのか、やっと自分の素直な本音が知ることができた感じがします。

私はずっと、自分の考えをシェアしたいのはリアクションしてほしいから、褒められたいから、ということが目的だと思っていたのですが、返ってきたのは

「見てほしい」

というとてもシンプルな答えでした。

見てもらえれば相手の反応はそんなに重要じゃないの？と思って、ここでもまた本音を教えてくれるまでにごちゃごちゃ本音ではないいろいろが出てきちゃったのですが、やっと教えてくれた本音は

「（相手がどう思うかはわからないけど）こういうことを考えたり感じたりする人間がいるよってことを見てほしい」

ということらしい。

そうなんだね！本人も初耳！

でも、とにかくそういうことらしい。

自分の中にあるものを自分以外の人に見てもらうことに意味があるらしい。

そういうことなら、私の発表に対してどんな反応が返ってきても、そこを気にせずただ自分の中にあるものをちゃんと見てもらえてよかったな、と感じることができそうです。

急にそのマインドに持っていくのは無理なので、何度もこのパターンを経験していく中で新しいパターンを身に着けていく必要があるんだろうなと思います。

でも、それに慣れればずいぶん気楽にシェアできるようになるんだろうな。

楽しみです。

そんなことがあったので、自分の思っていることをここでもシェアしてみたいと思いました。

ここまでお読みいただいた方はほんとにありがとうございました！